EO Beyond Japanへようこそ 初めまして、

EO Beyond Japan(以下、EOBJ)の2代目会長の高橋です。 EOは、新しいものを生み出し世の中を変革する起業家が、そのポテンシャルを最大限発揮することこそが、すなわち最大限に世の中を前進させることにつながると信じて活動する世界規模の起業家の団体です。

日本には、このEOのチャプターが18つあります。EOBJは、その中でも17番目にできた、設立1年半のまだ若いチャプターです。 そんな数あるチャプターの中で、EOBJならではの特徴として、起業家精神溢れる経営者が日本中から集まっている「広域チャプター」である点と、男女比5:5という「ジェンダーバランスが整っている」点があります。

EOは、相互に売上をつけあうような活動は一切しません。 全ては、起業家の成長の「種」としての「気づき」の機会を最大化する「学び」に振り切っています。 そこにあるのは、成長意欲のある起業家が求めているのは、自分の「これまで」になかった「何か」であり、また、前例のない新しいことに挑んでいる起業家に本質的に「教え」られることはないという前提です(自ら学び成長する力を信じています)。

そのために、起業家一人一人が包み隠さず自分の経験(≒体験した事実のみ)を晒すことで、他のメンバーの気づき(ひいては成長)に寄与するという「経験シェア」が大原則になっています。 一人一人がパイオニアとして得た貴重な経験を持ち寄れば、参加した人数分の学びを持って帰られる。それがEOの根幹の価値です。 ただ、やはり自分の経験を包み隠さず話すということは、怖いことです。 それを実現するためには、いわゆる「心理的安全性」が何より不可欠です。

「そこで話をしたことは、絶対に外に漏れることはない」、その守秘性の高さでEOの学びは成り立っています。 しかし、「心理的安全性」をもたらすのは、守秘性だけでしょうか? そこには、この話題を出しても大丈夫という意見の多様性を受け入れる環境もまた必要なのではないでしょうか?

例えば、女性は一人だけ、あとは全て男性という環境で、女性は心理的安全性を感じて「本当の自分」を語れるでしょうか?

「本当の自分」を語ることは、本当に怖いことですが、それができた時に、間違いなく「気づき」あります。 現在の偏ったジェンダーバランスは、女性のその機会を奪っている可能性があります。

では、他方、ジェンダーバランスを整えることは、女性のためだけでしょうか?

決して、そんなことはありません。 女性が「本当」を語ってくれれば、男性もまた学びが増えることは想像に難くありません。 (だって、市場にも社員にも、また家族にも友達にも女性はたくさんいますからね) 日本の各領域でのジェンダーバランスは、歴史的・文化的な背景から、恐ろしく歪です。 この歪みを日本全体で解消するには、残念ながら長い時間が必要でしょう。

で、あれば、それを待たず、局所的にでもそのバランスした状況を生み出せば何が起こるのだろうか?という(せっかちな)問いがこのチャプターの出発点の一つとなっています。 言い換えれば、「バランスをとることは、マイナスをゼロに戻すことではなく、それを超えてプラスを生み出す」ことになるのではないかという予感を、タイムマシーンのように現実のものとして実感するためのチャレンジ(実験)です。

そして事実、設立から1年半、EOBJの整ったジェンダーバランスは、これまでのEOにない新しい気づき・学びを生み出しています。 フェアに言って、EOの価値のコアにメンバー同士の関係性の濃さがあります。そして、日本全国からメンバーが集まり、多くはオンラインで交流し、リアルにオフィシャルにチャプターとして集まるのは年3回だけという当チャプターは、その意味では他のチャプターに劣後する点が否めません。

しかし、他方オンラインだからこそ、色々な事情を抱えるメンバーが参加でき、本来つながることのなかった点と点がつながるという多様性を生み出しています。 そしてまた、オンラインだから必ずしも関係が薄くなるものでもなく、例えば遠距離恋愛のように、離れるからこそ深まる絆もまたあることを私たちは実感をしています。

私たちは、そんな起業家の集まりです。 自らの成長のため、多様性のコストを払ってでも、多様性のリターンを求める成長意欲あふれる起業家の参加を心よりお待ちしております。

 

高橋 隆史

EO Beyond Japan 会長
高橋 隆史
株式会社ブレインパッド 共同創業者/相談役
シナスタジアラボ株式会社 代表取締役CEO