水谷光佑さん

自己紹介と現在の事業内容

設計事務所の2代目経営者です。自ら店舗をオープンしたりと、自分たちでも空間を作って事業運営しようとしています。EOはこれまでにも大阪チャプターから勧誘がありましたが、入っておらず、EOBJが初めてです。

EO Beyond Japanに入会したきっかけ・入会前のイメージ

関西の経営者グループ「秀吉会」を辞めて2年経った時に、EO歴が長いJACKさんの書き込みに触発されて、考えるより先に連絡して加入を決定しました。経営者団体に加入することで学びを得ていた感覚はありましたが、長くいるとコンフォートゾーンにいすぎる感覚があって、変えたいと思っていました。EOの中でもEOBJは新たなチャレンジをする意向があったので、それにビビっときました。EOBJはEOの良いところを踏襲しつつ、改善すべき点を反映して男女比などを実現したところに共感して入会しました。

半年間活動してみて感じた一番大きな変化や実感

一言で言うと「経営の形って様々だな」とより実感したことです。時価総額の高さなど、経営の一部分だけを切り取るのではなく、家族や自分といった経営以外の観点も含めた多様性から示唆を得ました。女性経営者の場合には、家族に専念するために事業売却をするなど、男性目線では考えたこともなかった選択をしているという経験や視点が、自分の中に取り入れられました。何が一番正しいか、何をすべきかをもう少しフラットに捉えられるようになりました。

参加前と比べて、自分や会社の意思決定に影響したこと

自分にとっての幸せ、家族にとっての幸せを考えることが増えました。意思決定にまではまだ影響していないかもしれませんが、気づきや変化がありました。売上や業績にフォーカスしすぎるあまり、自分や家族に無理をしすぎることもないと感じました。

フォーラムで印象に残っているTAV(体験の共有)とその理由

初回のライフラインが強烈な印象でした。今までの男性経営者としての経験やスタイルとは全く違う概念でした。人生の中での仕事のプライオリティが年代に応じて変わっていくという、女性ならではの経験を聞いたことで受け取り方が変わりました。

「変わりたい」ではなく「変えてきた」経験を一つ教えてください

業界的に属人性が高いです。父親もデザイナーだったため、そうでした。会社はトップデザイナーだけではなく、チームとして色々なタイプのデザイナーを増やしてきたこともあり、チームとして何ができるのか、どう力が発揮できるかにフォーカスしてきました。今までのトップデザイナー中心のやり方から、個々人に任せるやり方、チーム作りに変えてきました。

フォーラムやイベントで得た気づきを実行に移したエピソード

時間の使い方を変えたり、あえて情報量を抑えてみたり、一人の時間を過ごせる日を作ってみました。細かな気づきを毎月実践しています。「自分では想像していなかったフォーラムの意見が場に出れば、それは実行しよう」と決めてフォーラムに臨んでいます。

活動を通して見えてきた、自分自身の課題や強み

集中すると、思い込みが強くなり視野が狭くなりがちでした。EOBJではそれが晴れることも多いです。小さなことでもアクションすると決めて、実際に実行していることは強みだと認識するようになりました。

これからEO Beyond Japanで挑戦したいこと・実現したいこと

フォーラムメンバーの中だけでなく、同じような男女比同率の中だからこその(経営者としての)異なる視点の経験や変化を実感しているメンバーと横の繋がりを得たいです。理事のサポートをする委員などのEOBJ全体に関わる役割もしていきたいです。

これから入会を検討している人へのメッセージ

想定外の気づき、感覚が得られると思います。逆に言うと、多様な角度から自分を見つめる機会を毎月もらえるため、自分らしさを見つけることもできます。迷っていたり、コンフォートゾーンに満足していないような状況の方であれば、自分を見つける良い場になると思います。