齋藤晴紀さん

自己紹介と現在の事業内容

EO歴8年で、EO North Japanのアクセラで入会しました。2年で正会員になりました。アクセラコーチと理事をそれぞれ2年間経験した後、2025年にEOBJに移籍しました。今年度はEO全体のアクセラエキスパートも務めています。現在41歳で、30歳の時からラーメン店を起業して経営しています。実家の家業が110年目の建具屋で、その4代目社長も兼務しています。

EO Beyond Japanに入会したきっかけ・入会前のイメージ

事前情報が少なく、弥奈子会長のカラーが強い印象でした。男女半々と言われていたので、それに興味があって入会を検討しました。背景としては、建具屋は男性社会で、いわゆる3K(きつい、汚い、危険)の職場でした。また、経営しているラーメン店も、かつては自分もラーメン調理人として働いていたので、男ばかりの職場でした。事業拡大をする中で、ラーメン店も女性が増えて、現在は社員80名のうち半数が女性になりました。働く人の層も変わってきており、今までと同じではいけないと課題感を感じていました。多様性を掲げているにもかかわらず、自分の中での固定観念があり、女性への理解が少なかったです。女性役員を任命したいという思いもあり、より一層理解したいという考えで入会しました。

半年間活動してみて感じた一番大きな変化や実感

「女性社長はスゲー!」というのが実感です。パワーがある一方で、バランスのよい考え方をしています。これまでは女性経営者とあまり会ったこともなかったので、気づいていませんでした。自分のしたいところに誘導していくという印象があったのですが、リーダーシップを感じます。

参加前と比べて、自分や会社の意思決定に影響したこと

権限委譲を早く進めようとし始めました。今までは細かく厳しかったのですが、「やってみれば良いんじゃないか」に変わってきました。そもそも違う生物ではないか、という理解が深まりました。同年代の男性が中心だったのが、男女が混じっていて、年齢層も多様なことから影響を受けました。

フォーラムで印象に残っているTAV(体験の共有)とその理由

上場メンバーもいるため、考え方、意思決定の質、視座の高さが全く違うことに気づきました。山形県で地方社会にインパクトを与えるという視点から、世界を変えていく、という視座の高さに触れました。戦うフィールドとして世界を見ている人たちと触れ合えることが貴重です。目標が漠然としていたのが、「50歳で売上50億円」という明確な目標ができました。

「変わりたい」ではなく「変えてきた」経験を一つ教えてください

男社会で経営者の家系に生まれた自分としては、「こうでなければならない」という思いが自分にも社員にもありました。EOBJに入って、その思い込みによって違和感を感じる部分を、逆に成長機会があると捉え直すことを変えてきました。North Japanは成長にコミットしていて緊張感があったため違和感がありましたが、長くいたことでコンフォートゾーンから脱することを変えてきました。

フォーラムやイベントで得た気づきを実行に移したエピソード

自分自身の嫌なところに気づけば、この先に何か成長のきっかけがあるな、と認識することが習慣化できました。

活動を通して見えてきた、自分自身の課題や強み

阻害されて周囲からの期待感が高く、自己肯定感が低く生きてきたので、強みがないと認識していました。EOエキスパートをやらせてもらって上手くいかないこともありましたが、すごい理事にも遭遇することで自分のリーダーシップにも気づくことができました。それは「共感力」「感受性」が自分のリーダーシップに紐づいていることを実感しました。男性社会の中で「ついてこい」的な中で、その人の人生に寄り添う、共感することが自分の強みだったのではないかと気づきました。

これからEO Beyond Japanで挑戦したいこと・実現したいこと

BJの理事として貢献したいです。できればBJの会長としても貢献したいです。

これから入会を検討している人へのメッセージ

他のチャプターはビジョンが明確なので、自分自身が求めているものがそこにあるか、で入会すると思いますが、EOBJはチャプタービジョンがまだ明確でないため、自分のモヤモヤやまだ決まっていないことに対する課題感を感じている人が、多様性の中で気づきを得て全体としてまとまっている場所です。